留学中のある日の夕方。
授業が終わると同時に、クラスメイトたちと「今日こそはワイキキのサンセットを見に行こう!」とバスに乗り直ぐビーチへ。
ビーチサンダルの音をパタパタ響かせながら向かったワイキキビーチ。
空はまだ明るく、海はキラキラ。
太陽が少しずつ水平線に近づくにつれて、空の色が魔法みたいに変わっていく。
オレンジ、ピンク、紫・・どこか絵の具を溶かしたようなグラデーション。
忙しさも、課題も、英語がうまく話せなかった自分も、この瞬間だけは全部リセットされた気がした。
勉強の合間、宿題をそっちのけで見た一つのサンセットが、一生忘れられない思い出になった。